ミリシタメインコミュ感想(アイドルID 01~04)

せっかくのミリオン10周年なのに何もやらないのは面白くない!ということでメインコミュを完読することに決めました。

その記録的な意味で感想を綴っていきます。

……何ヶ月かかるかな

 

 

・01 天海春香

⑴ メインコミュ第68話「今も、まだ……」(歌唱曲:キラメキ進行形)

流れとしては──春香の子供時代の夢が話題に。『アイドルになりたい』という夢を、未来はもう叶ったと言うが、春香本人はまだ納得のいかない様子。

 その傍ら、春香のやっていたミニコンサートツアーのファイナル公演を、劇場で行うことが知らされる。アイドルとしての自身はまだまだだと思う春香は、まつりや朋花の真似をして表現の可能性を模索する。未来にも新しい教えを乞うものの、良い答えを見つけられず、未来は宿題にしてほしいと返す。

 そしていよいよツアーのプレファイナルも終わり、残すは劇場公演のみ。ファイナルに向けて気持ちを高めている春香に向けて、未来は宿題の解答代わりに、春香のステージの感想を伝える──というもの。

 

 パッと見ると未来のメインコミュでは?というような面もあるのだけれど(「もっとアイドルになりたい!」という答えを未来は自分自身で見つけてしまっているし)、ちゃんと読み解いてあげれば、春香のメインコミュとして構成されていることが分かる。

 例えば朋花やまつりのように、自分なりのアイドル像をこれと確立させている娘に対しても、積極的にその魅力を習おうとしている。作中ではその練習も功を奏した(かも?)と言われているが、これが出来るのは春香というアイドルの像がやはりしっかとしていて、しかし外部のものを吸収できる柔軟性を持っているからだろう。

 そうして色々なアイドルの可能性を模索する春香の姿が、未来の言う「もっとアイドルになりたい!」の姿勢に繋がった……といったところか。

 

 バックダンサーに目を向けてみると、未来はともかく、朋花やまつりは前述の通り個性の強いアイドルとして呼ばれたのだろう。そして千早は全面的に春香の介護だった。ツアーライブに私服姿の彼女がなぜ当然のようにいるのだろう……。

 

⑵ メインコミュ第100話「アイドル、天海春香」(歌唱曲:I Want)

流れとしては──二つの舞台で、対極な役を演じ切った春香。彼女の次の仕事は定期公演のセンターだ。舞台で初めて春香を知った人に向けて、アイドルとしての姿を見せたいと意気込む彼女に対し、プロデューサーは公演のソロ曲として『I Want』を提案する。

 果たして、初めて春香のステージを見るような客もいる中で、『I Want』を披露すべきなのか? それで彼女の魅力は伝わるのか?

 レッスン中も周囲を気遣いながらどこか上の空の春香に、琴葉が声をかけた。春香が悩みを打ち明けたところ、琴葉は自分なりの解答を示しつつもプロデューサーへ聞いてみるといいと言う。

 その言葉に従って翌日、連絡をとってプロデューサーと二人きりで話をすることに。春香が『I Want』を選んだ理由を聞くと、彼から、春香のアイドルとしての魅力と、『I Want』に秘められた可能性について伝えられ──というもの。

 

 まずは『I Want』という曲に対してこのコミュをぶつけたことにアッパレ。

 こう言ってはなんだが、本曲はどうしてもネタ的な扱いをされることも多く、作中で春香自身も言っていた通り、歌唱者のイメージからはやや離れた楽曲である。そして実際、これまでPたちの間で本曲は、多くは「春閣下」を象徴する曲として扱われていた(もちろんそうではないと思うPもいたことだろうが)。

 ゆえに、メインコミュとして本曲を実装するのであれば、その「春閣下」にまつわるストーリーにしてしまう……という択も少なからずあったはずだ。

 しかもこのメインストーリーは、記念すべき第100話にあたる。ちなみに第99話は『Flyers!!!』。

 

 節目にもなるようなまさしくのタイミングに、天海春香を主人公とするメインコミュを持ってきて、しかも楽曲は『I Want』で、コミュの内容は「I Wantを天海春香が歌うことの意義」。挙げ句の果てにコミュのタイトルが「アイドル、天海春香」と来た。

 これこそミリオンの運営だ! いいぞー! もっとやれー!

 

 コミュの内容としても「何か特定のメッセージを伝えるのでなく、とにかく本気を伝える」という転換がなかなか面白い。⑴でも触れた春香の柔軟性にも繋がるだろう。天海春香というアイドルだからこその姿勢ではないかと、僕は思う。

 

⑶ メインコミュ第124話「あなたがいてくれるから」(歌唱曲:I'm yours)

流れとしては──最近様々な方面での露出が増えてきた春香の前に、春香のファンを名乗る不審な男が現れる。逃げ去る彼が落としていったものは、春香へのラブレターだった。

 以来春香は、「好きな人ができたら、アイドルを続けてもいいのか?」という悩みを抱えてしまう。公演のメンバーに相談すると、エレナ曰く「プロデューサーは、アイドルが恋をしてはいけないとは言わなかった」。

 そして、直接プロデューサーに尋ねると、「活動は難しくなるだろうが、恋愛を制限するつもりはない」との答えが返ってくる。

 果たして春香は、彼にどんな「返事」をするのか──というもの。

 

 これはアイドル各々に言えることだが、メインコミュの内容やそこで起こる問題は、周を増すごとによりディープに、リアルに描かれていく。

 例えば黒井社長が何か邪魔してきたとかなら今度放り込まれるのは溶岩か古墳時代か……と、ある意味ではいつも通りの展開で進めることができる。しかしより親密な、それこそ親族によって邪魔されたらどうだろう?

 前者は元々「悪」として設定されたキャラクターであり、彼にまつわる問題が起これば、彼を倒すことが問題解決につながる。しかし後者はけして「悪」として設定されたキャラクターではない(あるいは、アイドル側で悪と判断してしまうことができない)。どうすればその問題を解決できるか……どころか、物語によっては、解消できない以上問題とどう向き合っていくのがいいかという話にシフトさえする。

 このように、問題の質の変化によって、その後の大きな展開もまたガラリと様相を変えていく。

 さらに内容・問題の変化は、舞台の拡大と同時並行で起こっていることにも注目したい。

 センター公演を行う舞台は相変わらず劇場ではあるが、作中に出てくる場所や、アイドルの行っている仕事内容がより広範囲になっているのだ。世界観の掘り下げが進むにつれ、発生する問題はより深刻で難解なものになる。物語の基本ではあるけれど、ミリシタにおいてもこの規則が適用されている。

 枷はまだある。より複雑な展開・広い舞台を主題としながらも、朗読時間計算で合計30分以内にコミュの尺を終わらせなければならない(これは明示されている情報ではないが、現状全てのメインコミュがプロローグ+メインで30分以内に終わっているため)。

 以上のように、コミュのハードルは周ごとに上がるばかりで……という部分を考慮して本コミュを見ていきたい。

 

 まず問題提起として、「アイドルの恋愛」について触れている。その問題に対する意見の如何はともかく、問題に触れたという事実こそが何よりこのコミュを読んだPを驚かせただろう。

 もちろんこれまでのコミュでも、アイドルが恋愛の擬似体験をしたり、プロデューサーにあっさり告白してしまったりなどの事例はあった。だがそのいずれにおいても前提としてあったのは「アイドルは恋愛禁止」という、琴葉の張り紙のような端的な言葉である。

 実際アイドルが恋愛をするとどのような影響が出るのか、そしてアイドルの恋愛についてプロデューサーの立場は是か否か──について深く言及されたのは、僕の知る限り初めてだ。

 

 それからまた少しアレな話題ではあるが、いわゆる「ガチ恋勢」についても触れられているのも当コミュの特徴。

 本来は「ファン」という親しいプラスの存在であった者が、マイナスの面も見せるようになってしまう。一概に悪と切って捨てられない好例である。

 

 これらの問題に対して、提示された結論は「アイドルとして寄り添いたいことを伝える」というもの。部分だけ抽出してしまうと陳腐にも思えるが、作中では上記の態度を取る辛さ、そしてそれに返す春香の「私にとっては、アイドルが一番なので」によって思いの強さが表現されている。

 しかも今回のコミュ、これまでの2話⑴⑵と違って、春香自身がすでに結論を得ている。ただ言い出せなかったのは、春香自身、「誰かを好きにならない」ことに関して自信が持てなかったから。作中何度も語られている通り、好きになることは制御できない。

 そこでプロデューサーが「優先順位は変わっても良い」と助け舟を出してあげたところまで含めて、今回の騒動は丸く収まったわけだ。

 

 前述したハードルの高さもあって、構成的に以上の内容を一読で全て読み取ることができないのはなかなか辛いところではあるが……(これが書籍やそれに近しい媒体なら読み返すのに苦労しないのだけれど、如何せん読み返せてバックログだ)。

 それでも、一番大事な「春香の決意」については、十二分に伝わる内容だったと思う。

 

・02 如月千早

⑴ メインコミュ第47話「明日への軌跡」(歌唱曲:Just be myself!!)

流れとしては──歌織、美希、紬のセンター公演はどれも、華々しい結果に終わった。次に控えるはジュリア、恵美、静香3人の公演だ。打ち合わせの場所に偶然居合わせた千早と美希は、3人の舞台を見せてもらうことに。

 ステージを大成功で終わらせた後の楽屋にて、恵美や静香が千早を打ち上げに誘うも、「じっとしていられない」と千早は一人レッスンルームに向かう。

 一連の行動のわけについて、レッスンルームに合流したプロデューサーが尋ねると、千早は「歌と向き合って孤高に生きていくのか、それとも現在のように周囲に甘えて生きていくのか、どちらかを選ぶのなら……」との悩みを口にする。

 対して「どっちもやろう」と答えるプロデューサー。さらにそこへ、美希が現れて──というもの。

 

 第47話までの流れを抑え、それが千早の心情変化のトリガーになるというちょっと小洒落た手法が用いられているストーリー。

 あまり多く言葉を発さず、じっと沈思し、自分なりに得られた結論に沿って動くあたりが如月千早、という感じだ。しかしそのプロセスの中に「仲間のステージを見る」という過程が入っているのは、よく言われる「丸くなった」の部分だろう。

 歌われる曲も『Just be myself!!』で、まさしくミリシタにおいて、千早の最初の一歩を象徴するコミュと言える。

 

 それから、悩みつつ動く千早に対して、面白そうだからついて行くとふらふらする美希が二人らしい。「一人にしておかない」の文脈はここにも活かされているのか。後輩3人組のわちゃわちゃも見物である。

 

⑵ メインコミュ第102話「『蒼い鳥』」(歌唱曲:蒼い鳥)

流れとしては──定期公演を控えた千早に、密着取材が入ることに。普段ならそのような仕事は断る千早だが、今回のステージには記録を残しておきたいものがあるらしい。

 そんな彼女の披露するソロ楽曲は『蒼い鳥』。アイドル如月千早が初めてもらった歌だ。

 取材のインタビューで、なぜ今回『蒼い鳥』を歌うことにしたのか、その理由を問いかけられた千早は、上手く言葉がまとまらないと返した。

 その後のレッスンでは、周囲から可愛がられたり、合同でのレッスンを優先したりする千早の姿が撮られる。劇場ができて変わった部分もあるが、変えられない、変えたくない部分もある、と語る彼女。

 果たして千早は、今劇場で『蒼い鳥』を歌うことに、どんな意味を見出しているのか──というもの。

 

 言った通り⑴も特殊な流れを踏んでいるが、このコミュの構成も面白い。視点はほとんどインタビュアーのもので進む。しかも密着取材ということで、会話は不連続に、重要な部分部分を切り貼りして流される。

 本来会話には文脈があって然るべきで、特に日本語なんていうのは文脈第一の言語なのだが、それが上記のような形式を取ることで、こちら側はより読み取ろうとしながらコミュを追うことになる。

 

 その中で語られるのは、以前よりも柔らかくなった千早の態度と、『蒼い鳥』を千早がどう捉えているのかということ。こちらも⑴で触れられた「みんなに甘えながら、孤独に歌と向き合う」という姿勢を彼女が実践していることが見て取れる。

 『劇場』という舞台に立ってもなお、孤独な姿勢を決して崩すことのない様は格好良さすらあるが……それでもエピローグで、取材の映像を見せまいとする、等身大の可愛さも持ち合わせているのが今の如月千早だろう。

 

・03 星井美希

⑴ メインコミュ第45話「トクベツな場所」(歌唱曲:マリオネットの心)

流れとしては──次の公演のセンターを美希に任せようと、プロデューサーが控室にいた彼女に声をかけたところ、逆に翼とエレナのショッピングの計画に巻き込まれてしまう。それでも何とか用件を伝えると、美希は二つ返事で引き受けてしまった。

 さらにそこへ一本の電話。内容は「ある雑誌で、美希の特集号を組みたい」とのこと。引き受けた美希はメンバーと別れ、一人撮影に向かう。

 翼たち4人が何とかダンスを覚えたところで、遅れてレッスンに参加した美希は、なんと可憐のダンスを一回見ただけで完璧に覚えてしまう。翼、エレナと一度だけ合わせて踊ると、レッスンを切り上げて約束通りみんなでショッピングに行こうと提案する。

 一連の行動を見た翼は、美希のことを「余裕があって流石」と称賛したが、対して美希は「一生懸命覚えただけ」と返して──というもの。

 

 直近における星井美希というアイドルについて、その本心の部分をスパッと切ってしまったようなコミュだと個人的には思う。

 翼が作中でも言っていた通り、星井美希というアイドルに初めて接するとやはり「何でもできて余裕たっぷり」みたいな印象が付きがち(まあそういう面もないではない)だが、実際にはプロデューサーの言う「一瞬だけ本気を出す」がより近いだろう。美希自身その根の部分をあまり語らないのも、前者のような印象が付いてしまう原因だけれど、今回はその根っこをしっかりと掘り起こした。

 加えて「劇場をとても大切に思っている」という、やはりここも見えづらい美希の愛情も表現されている。

 美希の1話目のコミュとしては、読み取りやすさも含めて大変良いものになっているのではないか。

 

 また春香、千早、美希のコミュを通して見ると、それぞれの1話目には、3人の中からもう一人が出演していることが分かる。そしてそのもう一人は、センターの子をとても上手く支えてあげていることも分かる。

 今回は美希がレッスンを早く切り上げたところで、春香が彼女の意図をそれとなく教えたり、バックダンサー組に声をかけてあげたりと、細かい気遣いが光っていた。

 

 ところでどうでもいいことだけれど、実装曲は失恋曲なのに、それを一切感じさせないコミュが何ともシュール……。

 

⑵ メインコミュ第71話「君だけを見ているから」(歌唱曲:追憶のサンドグラス)

流れとしては──美希の新曲、『追憶のサンドグラス』が完成した。今度の曲も失恋ソングだが、美希は今まで失恋をしたことがないという。

 そして突然プロデューサーに告白をぶちかます美希。とっさのことで、プロデューサーも「そんなフリをしても失恋は学べない」としか言えず、美希は怒って帰ってしまう。

 翌日、伊織にこってり絞られながら、果たしてどうすべきだったのかと頭を悩ませるプロデューサー。そこに美希も出勤してくるが、彼女はプロデューサーを完全無視。

 気落ちしたプロデューサーがレッスンルームを離れると、美希もまた後悔の言葉をこぼす。果たして二人のすれ違いは、どんな結末を迎えるのか──というもの。

 

 1曲目で失恋要素どこ行ったーとか言ってたら、今度は美希が失恋するコミュをぶつけられた。どうなってんだミリオンライブ。

 

 それはともかく、美希のガチ目の涙声だったり、伊織のナイスフォローだったり、莉緒昴の完全外野感だったりと、今回のコミュもまた見どころが多い。もちろん美希に告白されるのも聞きどころだ。

 その中で繰り広げられる美希とプロデューサーの掛け合いは、お互いが本気なのにすれ違ってしまうまさに王道ラブコメの展開である。「もちろん!」とドヤ顔で入ってくるプロデューサーは流石に笑いどころだが……。

 とはいえ、このコミュで明かされる美希の意外なデリケートさは、ぜひ様々なPに知って欲しい。

 

・04 萩原雪歩

⑴ メインコミュ第55話「まっしろな気持ちのままで」(歌唱曲:ALRIGHT*)

流れとしては──次回の公演のセンターを雪歩が担当することに決まった。しかし多忙な彼女なので、亜利沙たちバックダンサー4人が積極的にサポートしていこうという話に。

 そこで亜利沙が取り出したのは、雪歩が過去に行った公演の映像だ。そこでバックダンサーを務めていた春香らの動きを参考にすれば、より効率よくレッスンが進められるだろうとの考えで、5人は映像を見つつダンスレッスンを行う。

 しかしレッスンは効率良くどころか、むしろ動きが噛み合わなくなってしまう。それもそのはず、ステージの大きさが違うために、立ち位置などもまた変わってしまうのだ。

 亜利沙は別の映像を取ってくるというが、それを制した雪歩は、ある「わがまま」を告げる──というもの。

 

 やはりALRIGHT*といえば、最初の「いぇぇぇぇい!」だろう。そしてそれに従うように、コミュの内容も雪歩の主張をメインに据えたものになっている。

 コミュの前半、バックダンサーたちがそれぞれ公演を成功させようと雪歩を気遣いつつレッスンを進めるものの、対する雪歩はむしろ全員が思いのままに動いてほしいという。そこに秘められているメッセージは萩原雪歩の芯の強さか。

 

 もちろん多忙な雪歩のカバーに回るような振る舞いは、良し悪しでいえば良しであって、決して怒られるようなものではない。だが最も大事なことは公演を成功させること。それに雪歩も、もう立派な一人のアイドルだ。

 より良いステージを作るために多少の無理は通す、雪歩とみんなならそれが出来る。

 何よりそのことを信じて発言した雪歩の気配りこそが、このコミュの中で最も……かもしれない。

 

⑵ メインコミュ第103話「私だけの勇気」(歌唱曲:Impervious Resolution)

流れとしては──雪歩たち5人に遊園地ロケの仕事が入った。それぞれ期待と不安の入り混じった反応を見せるなか、雪歩は浮かない表情を浮かべていた。

 そんな彼女にプロデューサーは、次の定期公演で、今までとは違うジャンルの新曲を披露しないかと提案する。そうして手渡されたのが、激しいハードロックの『Impervious Resolution』だ。

 その後、遊園地ロケ当日。誰がどのアトラクションに乗るかをクジで決めたところ、歩がジェットコースター、雪歩がお化け屋敷と二人の苦手なものを的確に引き当てる結果となった。幸い茜や美希のクジと交換してもらえたが、そこで雪歩は歩の、意外と苦手なものがあること、今でこそ立派になったものの最初歌唱も苦手だったことを知る。

 さらに育がどんどんアトラクションに挑戦していく姿を見て、雪歩はお化け屋敷に挑戦することに──というもの。

 

 1つ目のコミュがどちらかといえば雪歩の表面的な強さ、アイドルとして経験を積んでいくうちに鍛えられたメンタルを話題にしていたのに対し、今回のコミュはもっと内側の『折れない強さ』を話題にしている。

 雪歩の苦手なものといえば男性を筆頭に幾らか挙げられる。そしてアイドルの仕事をこなしていくうち、その苦手なものに何度も当たることは多少雪歩について知ったPならば想像に難くない。

 そしてさらに、苦手なものに当たると最初は諦めてしまうのが雪歩ではある。

 ただ、徹底的に追い詰められると、もはや振り切れて出来てしまうのも雪歩なのだ。

 

 今回は追い詰められたというより、後輩たちに負けていられないという、対抗心のような気概でその「土壇場精神」を発動させているのが、また雪歩の一つの成長だろうか。

 いずれにせよアイドル萩原雪歩のまた新しい挑戦が見られた良コミュだったと思う。

 

 時に、最後の金髪の人は、もしかするとそのうち萩原組に……? 

 

お気に入り・好きなシーン

千早⑴

ストイックな千早に対して、フリーダムな残り4人

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雪歩⑴

かわいい桃子

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春香⑴

ほ? ほ? わんだほー・ほ?

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美希⑵

伊織に怒られる(理不尽)

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千早⑵

ちーちゃん争奪戦争

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雪歩⑵

エンエンクルリ……?

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春香⑶

真、まことの王子様

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